墓石施工

 住宅地レベルの基礎作り

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左の写真は、床掘という基礎を構築するための穴を掘る作業です。
冬場に気温が低い土地では、地面が凍りついたり、また、その凍りついた地面が解けたりすることによって、30cm以上も地面が上下移動するところもありま す。この際に、しっかりとした基礎ができていないお墓は、地面の水分が凍ることよって浮き上がってしまいます。
氷の力はとても強く、時には道路の路面を破壊したり、家を傾けたりすることもあります。
このことはお墓にも例外ではなく、数年間そのような現象が起こり続ければ、目に見える傾きが現われます。酷い所では、倒れてしまうことも有り得ます。
これらのトラブルを避けるためにも当社で施工するお墓の、基礎の床堀は深く、凍結深度よりも更に下まで掘り下げています。以下の作業もそれに準じております。

flow_img2.jpg これは鉄筋を組む作業です。
flow_img3.jpg ベースになるコンクリート(※1)を流し込んだところです。
※1この場所は、15cm厚でした。
flow_img4.jpg 一度打ったコンクリートの上にしっかりとした型枠を作り、その中にコンクリートを流し込み基礎を形作ります。

このようにしっかりとした基礎作りが当社の施工の特徴です。

水の抜け道を作る

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グリ石を入れる。

グリ石を入れることによって、水の抜けを良くし、途中に水が溜まることを防ぎます。

よって、度々途中で水が凍って膨張するようなことは起こりません

flow_img6.jpg 水抜き路を設ける。
写真の中央よりやや右下のコンクリートに入っているラインが水抜き路です。

柵のズレを防ぐ

flow_img7.jpg 外柵の根石(※1)等に金具止めをして、モルタル天場(※2)周りに特殊シール(※3)を貼り、天場にドリル等で水抜き穴も設ける。
※1基礎のすぐ上に取り付けてある部分
※2完成後の敷き砂利のすぐ下にあたる部分
※3特殊素材のため隙間に入った水が凍結し、膨張することによって、外柵等がずれることを防ぐもの

軟弱地には杭

flow_img9.jpg 軟弱地には、基礎を形作る前に、床掘後の地盤にコンクリート製の杭を打ち込む。
このような杭を打ち込めば、表面の地盤がゆるい場所でも、その地中深くの固い地盤によって支えられます。